衝撃の事実!?ブログの最適な横幅は最初から決まっていたという話。
ブログなどのWebメディアのコンテンツ幅とサイドナビの幅はどれぐらいが最適なのかを解説しています。サイトのデザインの参考にしてもらえたらと思います。
どうもコアラ(@hotkoala_)です。
今回は「Web屋なのにこんなことも知らなかったの?」と言われないかそわそわしながら記事を公開しました。
でも、いいんです。
これからブログをデザインする人や、知らない人もまだいるはず。
あなたはご存知ですか。
ブログの最適な横幅
今回は「ブログの横幅には実は最適なサイズが決まっていたんだね。知らなかったよ。」という話です。
結論を先に言ってしまうとPCの横幅の設定は
1カラムの場合は
コンテンツ幅:728px以上
2カラムの場合は
コンテンツ幅: 728px以上
サイドバー幅: 300px以上
です。
3カラムに関しては個人的にオススメしません。
この結果だけ見てピンときた人は鋭いです。
では、なぜ上記の幅になるのかを詳しく解説していきたいと思います。
目次
最適な幅は広告サイズで決まっている。
ブログをこれから始める人も既にブログを書いている人も収益化を視野に入れている方が多いと思います。
広告を掲載しているあなたはWebサイトの横幅を考えるのに広告サイズを知っておくべきでしょう。
もちろんユーザー視点を考慮して広告を一切掲載しないというポリシーの人もいます。
その場合はある程度自由なサイズでいいかもしれません。
ただ、サイトの回遊率を上げて多くの記事を読んでもらうためには広告バナーサイズを覚えておいて損はないです。
なぜなら、広告のサイズにはある程度の理由があるからです。
理由については後述しますが、実は広告のサイズはどの広告配信サービスでも概ね同じ大きさで統一されています。
広告サイズを知ることは、まだAdsenseの審査を合格していない人や広告を貼るつもりがない人でも、ブログのデザインをする上で参考になる指標なんです。
では、実際にどのような広告サイズがあるのか、Web広告の主流であるGoogleAdsenseで配信されているサイズで確認してみましょう。
Googleが高い成果が見込めるとしている広告サイズ
広告サイズ | 名称 |
---|---|
300×250 | レクタングル(中) |
336×280 | レクタングル(大) |
728×90 | ビッグバナー |
300×600 | ハーフページ |
320×100 | モバイルバナー(大) |
参考リンク:広告サイズに関するガイド – AdSense ヘルプ
なぜ効果が高いとされる広告の大きさが決まっているのか
先程、サイズにはある程度理由があると言いましたが、「なんでサイズがどこも一緒なの?」と思ったので調べてみました。
実はメインのサイズでクリック率が高いと言われている「300x250」「336×280」の2つの広告サイズはどちらも6:5の比率なんです。
これは1.20:1の比率で「Fox Movietone aspect ratio」と呼ばれるアスペクト比です。
参考リンク:Aspect ratio (image) / Wikipedia
直訳するとフォックスのムービートンのアスペクト比ですね。
どういうことかというと……。
映画技術コンサルタントのトーケル・ゼーターヴァーデットは、アメリカのフォックス社がはじめて開発したフィルム式トーキーシステム「ムーヴィートーン」の画郭(1対1.19)にちなんで、「ムーヴィートーン形フォーマット式」と呼んでいる。
東京国立近代美術館 研究紹介『日本映画におけるトーキー初期の画面比率』より引用
つまり、昔のフィルム映画の画郭が現在の広告サイズの元になっているということです。
ちなみに広告のバナーサイズには世界基準的なガイドラインもあるんです。
米国のIAB(Interactive Advertising Bureau)という広告協会が、これを策定をしています。
IABでは、2年ごとにバナーサイズを見直し改正しています。
なので、最新のバナーガイドラインはIBAのWebサイトで確認してくださいね。(英語)
これに準拠したサイズでブログやサイトの幅を決めていくといいということですね。
広告サイズに準拠するメリット
GoogleAdsenseに限らずWeb広告には、当然ですが広告主がいます。
その広告主がバナーを用意しなければ広告は表示されません。
忙しい広告担当者が必要最低限の労力で広告を表示しようと思ったら全てのサイズのバナーを作成するとは限りません。
憶測の域を出ませんが、そうなった時は 表示されやすかったり、クリックされやすかったり、テンプレート化されている バナーサイズが使われやすいく優先的に制作されるかと思います。
単純に言えば、おすすめのサイズだけ制作するということです。
もちろんGoogleを含め各社データに基づいてサイズを決めているとは思いますが、それだけ一般的なバナーサイズであるほど、表示率やクリック率が高くなるということでしょう。
そうなれば必然的に一般的なバナーサイズの競争率が上がり、単価が高くなる可能性も十分に考慮できます。
郷に入っては郷に従えということですね。
広告サイズに準拠したブログの横幅を設定しよう
ここまでで広告のサイズとそれに準拠するメリットをお伝えしたので、実際に広告に準拠したサイズだとどうなるかを説明します。
1カラムのブログの場合
1カラムは横幅728pxのバナーを設置できるように最低でも728pxは確保しておきたいです。
タイトルや本文などの文字の幅と広告の幅と写真の幅が728pxで一致しているのが綺麗に見えると思います。
この横幅を確保しておけば「レクタングル(大)」の336pxを横並びで2つ設置しても672pxなので、余裕を持って配置できます。
2カラムの場合
2カラムはコンテンツ幅は1カラムと同様728pxのバナーが設置できるように横幅は728px以上。そしてサイドバーは300px以上にしておきたいです。
300pxだと「レクタングル(中)」と「ラージスクレイパー」広告のバナーがぴったりと収まるサイズです。
3カラムの場合
個人的な意見ですが、3カラムについて推奨し無い理由としては記事に対してその他の情報が多すぎる為、ユーザーの記事を読むことに対する集中を途切れさせてしまう可能性が高いと考えているからです。
たくさん情報を入れたい気持ちも分かりますが、ブログであればコンテンツを読んでもらうことが重要になると思いうので2カラムまでにおさめておくのが良のではないでしょうか。
検索順位上位を占めているブログも基本的には2カラムが多い印象です。
ブログの最適な横幅のまとめ
もしかしたらテンプレートなどで自然と最適な幅にしている人も多いかもしれませんが、今回はブログの横幅について最適な幅が実はあったんだという話でした。
ブログをこれから始める人やデザインに悩んだ人、これからブログを広告で収益化していこうと考えている人は是非参考にしてみてください。
また、上記の「Googleが高い成果が見込めるとしている広告サイズ」については視認率やクリック率が高いということだと思うので、サイト内のバナーを作成する時にも参考にして頂くと回遊率を高める為に効果的かと思います。
(うちのブログはまだ全然できていませんが……。)
今回の記事だけでは実際に横幅をいくつにするのがいいの?という声が聞こえてきそうな気もするので、もう少し踏み込んで「サイトの横幅で悩んだらこれにしておけば間違いないサイズ」を時間があるときにでも考えてみたいと思います。
以下に参考にしたサイトを掲載しておきます。